photo Julia Zierer 


ベルリンにて3DCGでメディカルアニメーションビデオを製作しております、久野梓と申します。

日本で豊田高専建築科を卒業した後、アルバイトで貯めたお金でドイツに来たのがもう二十年以上前、シュトゥットガルト大学で建築を、ベルリン芸術大学で美術を学びました。17年前、建築のプロジェクトとして「体節の発生を調整するホメオボックスを大々的に書き換えて、自分のクローンで小さな建築空間を作ってその中に住めるようにしたら、自分と建築の関係はどう変わるだろうか」というテーマに取り組んでいた時手に取った解剖学の本が私とメディカルイラストレーションの出会いです。その後専攻を美術に変えても、人体は私のテーマの中心であり、メディカルイラストレーションは私の大切なインスピレーションの源の一つでありつづけました。
時は流れ、3Dアーティストとなってから、実はメディカルイラストレーション・アニメーションを作る専門職があると知った時の興奮はいまだに忘れられません。念願叶い、メディカル・サイエンス系を専門として仕事ができるようになった今、毎日楽しく仕事をさせていただいております。
期待いただいているもの以上の物を納品するよう心がけております。ビデオの感想等なんでも、お気軽にご連絡いただけますと幸いです。


2023年2月に、CGWorldの連新・海外で働く日本人アーティスト」にインタビューいただきました。私がドイツに来た経緯や、メディカルアニメーターになるまでの色々をお話ししています。文字数の関係で「さらっ」としか触れていない部分も多いですが、もしよろしければご一読くださいませ。

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